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【SEO】パンくずリストとは?SEO効果と設置方法を徹底解説

Hirokuma
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【SEO】パンくずリストとは?SEO効果と設置方法を徹底解説

「パンくずリストって何?」
「SEOに効果はあるの?」
「設置方法を知りたい」

そんな疑問をお持ちではありませんか?

結論からお伝えすると、パンくずリストとはWebページのナビゲーションの一種で、ユーザーがWebサイトの階層や現在ページを把握できるようにするものです。SEOの観点では検索エンジンのクロールを助け、ユーザー視点では現在地の把握や他ページの発見に役立ちます。すべてのWebサイトに設置すべきナビゲーションです。

この記事では、パンくずリストの定義から3つの種類、SEOメリット、設置方法まで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • パンくずリストとは何か
  • パンくずリストの3つの種類
  • SEOの観点でのメリット
  • ユーザー視点でのメリット
  • 良いパンくずリストを作る3つのポイント
  • 構造化データに対応した設置方法

パンくずリストとは?

パンくずリストとは、Webページのナビゲーションの一種で、ユーザーがWebサイトの階層や現在ページを把握できるようにするものです。

通常、ページの左上部に1行のテキストで配置される内部リンクです。ユーザーはパンくずリストを利用して、前のセクションやホームページ(トップページ)に素早く戻ることができます。

例:ホーム > SEO > 初心者向けSEO > ナビゲーション > パンくずリストとは?

パンくずリストの特徴

右側にいくほど具体的
左端にホームページを配置し、右側に向けてより具体的なセクションを配置します。

現在地がわかる
グローバルナビゲーションでは「自分がサイト内のどこにいるか」はわかりませんが、パンくずリストがあることでユーザーは今閲覧中のWebページがサイト内のどこに位置するのか把握できます。

名前の由来

パンくずリストの語源はグリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』です。森の中に連れられるシーンでヘンゼルが道しるべとしてパンくずを撒いたエピソードに由来します。

英語では「Breadcrumb List(ブレッドクラムリスト)」と呼びます。ユーザーがWebサイトの入口から入っていくとき、いつでも経路をさかのぼってもと来た道を帰れるようにするのがパンくずリストの根源的な役割です。

パンくずリストの3つの種類

種類1:ロケーション型(位置)

最も一般的なパンくずリストで、「階層型」とも呼ばれます。通常のオウンドメディアであれば「パンくずリスト=ロケーション型」と覚えておけば問題ありません。

例:ホーム > SEO > 初心者向けSEO > ナビゲーション > パンくずリストとは?

種類2:アトリビュート型(属性)

「属性」を示すパンくずリストです。複数のフィルターで絞り込みができるサイトなどで使われます。ECサイトでユーザーが商品を探しやすくするために採用されることがあります。

例:ホーム > 商品 > カテゴリー > 性別 > サイズ > カラー

種類3:パス型(履歴)

ユーザーがWebサイト内を移動した履歴を動的に示すパンくずリストです。現在地までの閲覧経路が表示されます。

現在ではほとんど使用されていません。閲覧経路はルールに沿わずに蛇行的になるため、ナビゲーションとしてロケーション型に劣るという見解が一般的です。

パンくずリストを設置するメリット(SEOの観点)

メリット1:検索エンジンがクロールしやすくなる

パンくずリストを設置すると、個別の記事から上位のカテゴリに、そして上位のカテゴリから個別の記事にと、リンクを張り巡らすことができます。

サイト内でリンクがつながっていることで、検索エンジンはサイトの情報をクロール(収集)しやすくなります。クロールしやすい構造になっていると、検索エンジンのロボットはサイトの構造も把握しやすくなり、インデックスのスピードも早まります。

メリット2:検索結果ページにパンくずリストが表示される

構造化データに対応した場合、Googleの検索結果画面にもパンくずリストを表示することが可能です。

長くてわかりにくいURLが表示されるよりも、パンくずリストが表示されたほうがクリック率の向上が期待できます。ユーザーはパンくずリストを見て、そのWebページがどのカテゴリに属しているのか事前に知ることができます。

メリット3:良質な内部リンクを形成できる

パンくずリストは、極めて高品質な内部リンクを自然発生的に形成してくれます。結果として、検索エンジンのクローラーは効率的にサイト内を巡回し、インデックスの速度を高め、SEOの成果が上がりやすくなります。

パンくずリストを設置するメリット(ユーザー視点)

メリット1:現在地がわかりやすい

ユーザーの「ここは、どこ?」という問いに、いつでも明確に答えるのがパンくずリストです。「パンくずリストとは住所表示」と捉えるとわかりやすいです。

知らない街で現在地がわからないと不安になったりイライラしたりします。パンくずリストは、サイトの階層構造内でのユーザー現在地を視覚的に示し、ユーザーのストレスを軽減する効果があります。

メリット2:他のページを発見しやすくなる

オフラインの住所表示はクリックできませんが、パンくずリストはクリックできます。パンくずリストがあると、現在地がわかるのみならず、ユーザーにとって有益なページを見つける手助けとなります。

メリット3:最小限のスペース・負荷で設置できる

テキスト1行なので読み込み時に負荷がないという意味で軽いです。スペースをとらないコンパクトさで、ページ閲覧中に視覚的に邪魔になる重さもありません。

パンくずリストのデメリット

デメリットはほとんどありませんが、強いて言えばスマートフォンなどで見栄えが悪くなることがある点です。

PCでは1行で収まるパンくずリストも、スマートフォン表示では2行以上になってしまうことがあります。

ただし、このデメリットはデザイン設定でカバーできます。

  • 文字サイズを小さくする
  • 横スクロール設定をして一行に収める

パンくずリストは全てのWebサイトに設置すべき

パンくずリストはSEOの観点からもユーザー視点からもメリットが大きいため、Webサイトには不可欠なナビゲーションといっても過言ではありません。全てのWebサイトで設置すべきです。

Googleの検索結果画面にもパンくずリストを表示させるために、構造化データも併せて設定しておくことを推奨します。

良いパンくずリストを作る3つのポイント

ポイント1:論理的なパンくずリストを作る

パンくずリストがわかりづらいと、それだけでユーザーを混乱させてしまいます。論理的なパンくずリストを作るためには、そもそものサイト内のページやコンテンツが論理的に構成されている必要があります。

具体的には、適切なカテゴリー設定が重要です。カテゴリー分けが適切にされていれば、現在のページから上層のカテゴリーに移動できるため使いやすいです。

カテゴリー分けがされていない場合、「戻り先の上層カテゴリーがない」パンくずリストとなってしまい、機能しないパンくずリストになってしまいます。

ポイント2:ユーザーが見慣れた記号で作成する

ユーザーが「これはパンくずリストである」と理解しやすい記号を使いましょう。

良い例:

  • >(不等号)
  • /(スラッシュ)

悪い例:

  • |(縦線)
  • ・(中黒)
  • :(コロン)

ポイント3:グローバルナビゲーションの代わりにはしない

パンくずリストはユーザーにとって非常に利便性が高いナビゲーションですが、あくまでもメインのグローバルナビゲーションを補助する役割を担います。

パンくずリストを設置したからといって、ほかのナビゲーションをおろそかにしないよう注意しましょう。

構造化データに対応したパンくずリストを設置する方法

パンくずリストの成果を最大化するためには「構造化データ」にする必要があります。

構造化データとは、「検索エンジンに、『その文字列が何を意味するのか?』についての情報を与える仕組み」です。

「これはパンくずリストです」とGoogleに分かるように構造化データで記述すると、検索結果ページでの可視性が上がり、Googleのクロールにも好影響があります。

方法1:パンくずリストを含むWordPressテーマを利用する(推奨)

schema.orgに基づく構造化データ用のパンくずリストを生成するテーマを選択します。特別な事情がない限りこの方法が推奨されます。

サイト運営者がパンくずリストや構造化データの設定をする必要はなく、テーマがすべて自動的に行ってくれます。

方法2:WordPressプラグインを導入しテンプレートを改造する

パンくずリストを生成できるWordPressプラグイン(例:Yoast SEO)を導入する方法です。

この方法の注意点は、サイト全体にパンくずリストを実装するにはsingle.phpなどのテンプレートファイルを改造する必要があることです。

方法3:WordPress以外のWebサイトでの実装

WordPressなどのCMSを利用しないWebサイトで手動で構造化データを追加する方法は、Google検索セントラル「パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データ」で詳しく解説されています。

よくある質問(FAQ)

Q. パンくずリストは必須?

A. 必須ではありませんが、SEOとユーザビリティの両面でメリットが大きいため、すべてのWebサイトに設置することを強く推奨します。

Q. 構造化データは必要?

A. パンくずリスト自体は構造化データなしでも機能しますが、検索結果に表示させてクリック率を上げるためには構造化データへの対応が必要です。

Q. スマートフォンでは非表示にすべき?

A. 非表示にする必要はありません。文字サイズの調整や横スクロール設定などで対応できます。ユーザビリティの観点からも表示しておくことをおすすめします。

Q. どの種類のパンくずリストを使うべき?

A. 通常のブログやオウンドメディアであれば「ロケーション型(階層型)」を使いましょう。ECサイトで絞り込み機能がある場合は「アトリビュート型」も検討できます。

まとめ:パンくずリストで検索エンジンとユーザーを助けよう

この記事では、パンくずリストの定義から設置方法まで解説しました。

重要ポイント:

  • パンくずリストはサイトの階層と現在地を示すナビゲーション
  • 語源はグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』
  • 最も一般的なのはロケーション型(階層型)
  • 検索エンジンのクロールを助ける
  • 構造化データで検索結果に表示できる
  • すべてのWebサイトに設置すべき

良いパンくずリストの3つのポイント:

  1. 論理的なパンくずリストを作る
  2. ユーザーが見慣れた記号(>や/)で作成する
  3. グローバルナビゲーションの代わりにはしない

次のステップ:

  • サイトのカテゴリー構造を論理的に設計する
  • 構造化データに対応したパンくずリストを設置する
  • WordPressの場合は対応テーマかプラグインを利用する
  • スマートフォン表示もチェックする

パンくずリストはSEOとユーザビリティの両面で効果的なナビゲーションです。まだ設置していない場合は、ぜひ導入を検討してください。