「重複コンテンツがあるとペナルティを受ける?」
「自分のサイトに重複コンテンツがあるか確認したい」
「重複コンテンツを解消する方法が知りたい」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
結論からお伝えすると、悪意のない重複コンテンツにペナルティはありません。Web上のコンテンツの25〜30%は重複しており、発生すること自体は正常です。ただし、検索結果の自動フィルタリングや被リンク評価の分散といったネガティブな影響はあるため、適切な対策が必要です。
この記事では、重複コンテンツの定義からSEOへの影響、チェック方法、8つの内部対策まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 重複コンテンツとは何か、Googleの基準
- SEOへの影響(ペナルティの有無)
- 重複コンテンツのチェック方法
- 外部サイトに盗用された場合の対処法
- 8つの内部対策
重複コンテンツとは?

重複コンテンツとは、完全に同じ、あるいは類似したコンテンツが、異なるURLで複数存在することを指します。
「重複コンテンツ」と聞くと盗用によるコピーコンテンツを連想しがちですが、SEO用語としての意味は異なります。やむを得ず生成されるケースが多く、サイト運営者なら誰しも気に掛けるべきトピックです。
Googleの基準
Googleは重複コンテンツについて以下のように定義しています。
- 自サイトのページ同士でも、外部サイトのページとの間でも発生する
- 完全に同じか、非常によく似たコンテンツが対象
- ページ単位ではなくブロック単位で判定される
多くは悪意なく生成される
SEO用語としての重複コンテンツは、悪意なく生成されたものを前提としていることが多いです。Googleが例示する「悪意のない重複コンテンツ」には以下のようなものがあります。
- 通常ページとモバイルデバイス用の簡易ページを生成するフォーラム
- 複数の異なるURLで表示されるECサイトの商品
- ウェブページの印刷用バージョン
SEOへの影響

ペナルティはない(悪意がなければ)
悪意のない重複コンテンツに対して、Googleはペナルティを科していません。
Googleの公式見解によると、「サイトに重複するコンテンツが存在しても、偽装や検索エンジンの結果を操作する意図がうかがえない限り、そのサイトに対する処置の根拠とはならない」とされています。
「悪意がある」とは、人間の倫理観ではなく「検索エンジンに対しての悪意」を指します。具体的には「検索エンジンの結果を操作して、より多くのトラフィックを獲得しようという悪意」です。このような重複コンテンツは「検索エンジンスパム」として知られています。
Web上の25〜30%は重複している
Googleのマット・カッツによると、Web上のコンテンツの25〜30%は重複しているといいます。つまり重複コンテンツが存在することは正常なことであり、心配する必要はありません。
Googleのジョン・ミューラーも「多少の重複コンテンツがあっても、それはたいした問題ではない」と発言しています。
ネガティブな側面
ペナルティはありませんが、以下のようなネガティブな影響はあります。
1. 検索結果が自動フィルタリングされる
Googleは重複コンテンツをクラスターにグループ化し、その中で最も関連性の高いページのみを検索結果に表示します。正規版と認定されなかったURLは、検索結果から除外されたり順位が低くなったりします。
2. 被リンク評価が分散する
同じコンテンツで複数のURLが存在すると、ユーザーがリンクするURLが分散してしまいます。PageRankの評価が分散し、検索順位のアップに苦労することになります。
3. ユーザーエクスペリエンスが損なわれる
重複コンテンツの多いサイトは、ユーザー満足度が低くなり、リピーターが増えにくくなります。
チェック方法

自動フィルタリングを無効にしてGoogle検索する
Googleは重複コンテンツを自動フィルタリングで除外しています。除外されているコンテンツを確認するには、以下の方法があります。
方法1:検索結果の最後尾から再検索する
「上の○○件と似たページは除外されています」という表示から再検索すると、除外されたページが表示されます。
方法2:&filter=0のパラメータをURLに追加する
検索結果のURLの末尾に「&filter=0」を追加します。
方法3:検索演算子でサイトを絞り込む
「site:example.com」で絞り込んで検索すると、自動フィルタリングがかかりません。
Search Consoleのカバレッジを確認する
Search Consoleの「カバレッジ」レポートで、インデックスから除外された重複URLを確認できます。
外部サイトに盗用された場合の対処法

海外のスパムサイトは放置
海外のスクレイピングサイト(他サイトのデータを自動収集するスパムサイト)の被害は放置でよいです。悪意あるサイトはGoogleによるペナルティを受け、検索結果から除外されます。抗議しても対応されることはまずありません。
国内の強いサイトに盗用されたら
自サイトよりドメインパワーが強いサイトにコンテンツを盗用され、検索で上位に表示されている場合は以下の対処を行います。
- サイト所有者に連絡して削除を要求する
- デジタルミレニアム著作権法に基づく通知をGoogleに提出する
8つの内部対策

対策1:301リダイレクトを使用する
重複しているページを統合したいページへ301リダイレクトで転送し、1つにまとめます。「リダイレクト先のページが正規URLです」とGoogleに伝えることができます。
対策2:一貫性を保つ(正規化する)
同じコンテンツにアクセスするURLが複数ある場合、1つの正規URLに統合します。方法としては以下があります。
- 301リダイレクト
- canonicalタグの設置
- Search Consoleでの優先ドメイン設定
対策3:トップレベルドメインを使用する
国別のコンテンツを展開する場合、サブディレクトリではなく国別のトップレベルドメインを使用します。
良い例:example.co.jp、example.co.uk
避けるべき例:example.com/ja、example.com/uk
対策4:シンジケーションは注意して行う
第三者サイトへの記事配信(シンジケーション)を行うと、配信先のドメインパワーが強い場合、配信元より上位に表示されることがあります。
自サイトへのアクセス増が目的なら、シンジケーションによる集客効果と、提携せず自サイトへの検索流入による効果のどちらが高いかよく検討する必要があります。
対策5:定型文の繰り返しを少なくする
全記事に同じ宣伝文を自動挿入するような使い方は推奨されません。短いテキストから詳細ページへリンクするよう改善しましょう。
対策6:スタブ(テスト用ページ)を公開しない
テスト用のダミーページや未完成のテンプレートページを公開しないようにします。やむを得ず作成した場合はnoindexタグを設定しましょう。
対策7:CMSの挙動を理解する
WordPressなどのCMSを使用している場合、テーマによってコンテンツの表示のされ方が異なります。自サイトのテーマがどんな挙動になっているかよく確認しましょう。
対策8:類似コンテンツを少なくする
似たようなトピックを扱うページが複数ある場合、それらを1つのページに統合するか、各ページのユーザーニーズに合わせた独自コンテンツを追加します。
Googleの検索品質評価ガイドラインでは、ユーザーが納得できるだけの十分な情報量が提供されているかを重視しています。Aページに50・Bページに50の類似コンテンツがあるなら、Aページに100と統合したほうが効果的です。
よくある質問(FAQ)
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Q. 重複コンテンツがあると必ずペナルティを受ける?
A. いいえ、悪意のない重複コンテンツにペナルティはありません。Web上の25〜30%は重複しており、発生すること自体は正常です。ただし、検索エンジンを操作する意図がある場合はスパムと見なされます。
Q. 他サイトに記事をコピーされたらどうする?
A. 海外のスパムサイトは放置で問題ありません。国内の強いサイトに盗用された場合は、サイト所有者への削除要求や、デジタルミレニアム著作権法に基づくGoogleへの通知を行いましょう。
Q. canonicalタグと301リダイレクトの違いは?
A. 301リダイレクトはユーザーを別のURLに転送します。canonicalタグは転送せずに「正規URLはこちらです」と検索エンジンに伝えます。両方のURLにアクセス可能にしたい場合はcanonicalタグを使用します。
Q. 同じ内容を複数ページに掲載するのはNG?
A. 定型文の繰り返しは推奨されませんが、少量であれば問題ありません。同じトピックの類似ページがある場合は、統合するか独自コンテンツを追加して差別化しましょう。
まとめ:重複コンテンツは恐れずに適切な対策を

この記事では、重複コンテンツの定義からSEOへの影響、8つの内部対策について解説しました。
重要ポイント:
- 悪意のない重複コンテンツにペナルティはない
- Web上の25〜30%は重複しており、発生すること自体は正常
- ただし、自動フィルタリング、被リンク評価の分散、UX低下の影響はある
- ブロック単位で判定される(ページ単位ではない)
8つの内部対策:
- 301リダイレクトを使用する
- 一貫性を保つ(正規化する)
- トップレベルドメインを使用する
- シンジケーションは注意して行う
- 定型文の繰り返しを少なくする
- スタブ(テスト用ページ)を公開しない
- CMSの挙動を理解する
- 類似コンテンツを少なくする
次のステップ:
- Search Consoleのカバレッジで重複URLを確認する
- 重複しているURLがあれば301リダイレクトまたはcanonicalタグで正規化する
- 類似トピックのページは統合または差別化を検討する
- 対策が済んだらユーザーに価値あるコンテンツづくりに集中する
重複コンテンツは、SEO用語としての意味を正しく理解すれば恐れるものではありません。やるべき対処をしたら、あとはユーザーに目を向けた価値あるコンテンツづくりを進めていきましょう。

