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【SEO】ページランクとは?今でも意識すべき理由と確認方法を解説

Hirokuma
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【SEO】ページランクとは?今でも意識すべき理由と確認方法を解説

「ページランクって何?」
「2016年に廃止されたんじゃないの?」
「今でも意識する必要がある?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?

結論からお伝えすると、ページランクとはGoogle検索エンジン独自の評価指標の一つで、被リンクの数と質でページを評価する仕組みです。2016年に廃止されたのは「ツールバーページランク」であり、Google内部でのページランクの使用は現在も継続しています。被リンクは検索順位に影響を与えるため、今でも意識すべき重要な指標です。

この記事では、ページランクの定義から仕組み、確認方法、評価を上げる方法まで、わかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • ページランクとは何か
  • 2016年に廃止されたのは何か
  • ページランクの仕組み
  • 検索順位への影響
  • ページランクを確認する方法
  • 評価を上げる3つの方法

ページランクとは?

ページランク(PageRank)とは、Google検索エンジン独自の評価指標の一つです。「ページ間のリンクを投票と解釈し、どのサイトが最高の情報源として投票されているか分析をする」というGoogleの考え方を基に、被リンクの数と被リンクの質でページ評価をします。

簡単に言うと、被リンクの数が多く被リンクの質が高いサイトは良いサイトと判断され、逆に被リンクの数が少なく質が低いサイトは評価の低いサイトだと判断されます。

この考え方は学術論文を参考にしています。学術論文では参考文献が多ければ多いほど、信頼のおける論文だと考えられます。同様にサイトでも、被リンクが多ければ多いほど信頼があり評価に値すると捉えています。

ページランクには2種類ある

  • Google内部のページランク:Googleの内部で更新されているページランク。リアルタイムで更新されており一般ユーザーや管理者が見ることはできない
  • ツールバーページランク(TBPR):Google内部で更新されるページランクを「0〜10」の11段階でランク付けをしたもの(リアルタイム更新ではない)※2016年で廃止

2016年で廃止となったのはツールバーページランク

「Googleのページランクは2016年で廃止された」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、廃止となったのは「ツールバーページランク」に限定された話です。

当時はページランクのみが視覚的に把握できる要素だったため非常に重要視されていました。その結果、被リンクの売買やスパムリンクの発生を招くようになり、Googleのアルゴリズムにも悪影響を及ぼしたため廃止されました。

Google内部でのページランクの使用は継続されている

現在も、Google内部のページランクの使用は継続していると考えられています。

理由1:Google社員Gary Illyes氏の発言
2016年以降の会議で「ページランクツールバーが存在していないだけで、ページランク自体は依然としてアルゴリズムの一部である」と発言しています。

理由2:Googleが掲げる10の真実に記載がある
Googleが掲げる10の真実では「Googleでは、200以上の要素と、PageRank™アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています」と記載されています。

ページランクの仕組み

仕組み1:被リンクの獲得数が多ければ多いほど評価される

ページランクはウェブ上のリンクを票と見なします。最初の段階では票の数は平等とされており、被リンクを獲得することでどんどん票が増えていきます。

飲食店に例えると、「おいしい」「いい経験ができた」など評価された飲食店に票が集まり、その結果飲食店の価値が高まります。同様に、被リンクという票が集まれば集まるほど人気や価値があると判断されてランクアップにつながります。

仕組み2:リンク元の質が問われる

ページランクは、リンク元の状態(質)によって票の価値が変わります。

リンク元の被リンク数
リンク元の被リンク数が多いと、人気が高いページからリンクを獲得したとみなされます。被リンクが5つのサイトよりも、被リンクが10のサイトからリンクをもらったほうが1票の価値が高くなります。

関連性の高いページやサイト
関連性の高いページからのリンクを重視する傾向があります。関連性のない被リンクはユーザーの利便性を低下させるため、評価も低いです。

有名なサイトや上位表示サイト
Yahoo!ニュースやGoogleニュースなど有名なサイトからの被リンクや、特定のキーワードで上位表示を得ているサイトからの被リンクは、票の価値が高くなる可能性があります。

仕組み3:過剰な被リンクや被リンク販売はページランクの低下を招く

被リンクの質や量を増やすために過剰な被リンクや被リンク売買をすると、ページランクの向上どころか評価の低下につながる可能性があります。

Google検索セントラルでは「Googleでは、過度のリンク交換や購入したリンクでのPageRankの転送など、検索エンジンの結果の操作を目的としたリンクについては評価を下げるように努めています」と記載されています。

評価が下がる行為:

  • 短期間での過度な被リンク設置
  • 被リンクの購入
  • Googleの品質に関するガイドライン違反

ページランクは検索順位に影響を及ぼす

Googleが公表している「10の真実」の中にページランクは含まれており、少なからず検索結果表示に影響を与えています。

アメリカのSEO会社Backlinkoが2020年に1180万件のGoogle検索結果を分析したところ、Googleで1位表示となるサイトは2位〜10位表示のサイトよりも平均3.8倍も多い被リンクをもらっていたという結果が出ています。

ただし、Googleの検索順位を決めるアルゴリズムには200を超える要素が関連しており、ページランクはそのうちの1つの指標です。ページランクのみに集中し被リンク獲得にこだわるだけではサイトの価値を高めることはできないため、バランスの取れたSEO対策が必要です。

ページランクを確認する方法

現在Googleではページランクを公表していませんが、外部ツールを使えばページランクの目安が把握できます。

外部ツールで把握できるのはあくまでもページランクの目安で、Googleのページランクそのものではない点に注意してください。

確認方法1:Moz(モズ)

アメリカのSEO会社が提供している分析ツールです。

  1. Mozの公式サイトを開き、ページランクを把握したいURLを入力(事前に無料の会員登録が必要)
  2. 分析結果が表示されるため「ドメインオーソリティ」を確認(これがページランクの目安となる)

確認方法2:Ahrefs(エイチレフス)

SEO分析や競合分析ができる有料ツールです。

  1. Ahrefsの公式サイトにアクセスしログイン(プラン契約が必要)
  2. ダッシュボード画面にページランクを確認したいサイトのURLを入力
  3. 検索結果が表示されるため、「UR(URL Rating:URL別評価)」と「DR(Domain Rating:ドメインの評価)」を確認

URとDRはどちらも被リンクの質や量を評価するAhrefs独自の指標です。数値が高ければ高いほど、ページランクとドメインの評価が高いと考えられます。

ページランクの評価を上げる3つの方法

方法1:スパムリンクを削除する

まずは現在の被リンクの状況を確認するところから始めましょう。被リンクの状況は、Google Search Consoleを使い確認できます。

  1. 被リンクの確認がしたいURLを使いGoogle Search Consoleにログイン
  2. メニュー欄にある「リンク」をクリック
  3. 画面に内部リンクと外部リンクが表示されるので、外部リンクの詳細をクリック
  4. 被リンクページの一覧が表示されるため、被リンクの確認をしたいページをクリック
  5. リンク元のURLが表示される

万が一、質の低いサイトやGoogleのガイドラインに反するサイトから被リンクをもらっていた場合は、否認テキストファイルを送信で被リンクを拒否することも可能です。

方法2:良質なコンテンツを作成する

ページランクを向上させるには、何よりもユーザーにとって有益な質の高いコンテンツを作成することが必要です。

そもそも質の低いコンテンツには被リンクが設置しにくいです。「リンクを設置したい」と感じるコンテンツがなければ、被リンクを集めることや質の高いサイトから被リンクをもらうことが難しくなります。

無意味な被リンク設置をしない:

  • サイドバーやフッターにリンクを並べる
  • リンク前後に文字がない
  • 同じドメインからの被リンクばかりを使う

これらは評価が低いです。メインコンテンツ中に文脈に沿って、関連性のある被リンクを使うことで質の高い被リンクとして評価されます。

方法3:被リンクをもらいやすいコンテンツを作成する

コンテンツ内の被リンクが少ない場合、敢えて被リンクが増やせるコンテンツを作成するのも一つの方法です。

被リンクをもらいやすいコンテンツ:

  • 事例紹介や商品紹介(商品や事例元となる会社から被リンクを獲得できる可能性)
  • インタビューコンテンツ(インタビュー元の会社から被リンクを獲得できる)
  • 監修者のいるコンテンツ(監修者から被リンクを獲得できる)
  • 独自の研究やアンケート結果を扱うコンテンツ(一次情報とみなされて多くの被リンクを獲得できる可能性)

よくある質問(FAQ)

Q. ページランクは廃止されたのでは?

A. 2016年に廃止されたのは「ツールバーページランク」であり、Google内部でのページランクは現在も使用されています。Gary Illyes氏も「ページランク自体は依然としてアルゴリズムの一部である」と発言しています。

Q. ページランクは検索順位に影響する?

A. はい、影響します。Backlinkoの調査では、1位表示のサイトは2位〜10位のサイトより平均3.8倍も多い被リンクを獲得していました。ただし、200以上ある要素の1つなので、バランスの取れたSEO対策が必要です。

Q. ページランクを確認する方法は?

A. Googleは公表していませんが、MozのドメインオーソリティやAhrefsのUR・DRで目安を確認できます。ただし、これらはGoogleのページランクそのものではありません。

Q. 被リンクを購入しても良い?

A. いいえ、被リンクの購入はGoogleのガイドライン違反です。評価が下がる可能性があるので、良質なコンテンツで自然に被リンクを獲得しましょう。

まとめ:ページランクは今でも重要な指標

この記事では、ページランクの定義から評価を上げる方法まで解説しました。

重要ポイント:

  • ページランクは被リンクの数と質でページを評価する指標
  • 2016年に廃止されたのはツールバーページランクのみ
  • Google内部でのページランクは現在も使用されている
  • 1位表示サイトは平均3.8倍も多い被リンクを獲得している
  • 過剰な被リンクや購入は評価低下につながる

ページランクの評価を上げる3つの方法:

  1. スパムリンクを削除する
  2. 良質なコンテンツを作成する
  3. 被リンクをもらいやすいコンテンツを作成する

次のステップ:

  • Google Search Consoleで現在の被リンク状況を確認する
  • 質の低い被リンクがあれば否認テキストファイルで拒否する
  • MozやAhrefsでページランクの目安を確認する
  • 被リンクをもらいやすいコンテンツを企画する

ページランクは200以上あるランキング要素の1つですが、被リンクの重要性は現在も変わりません。良質なコンテンツで自然に被リンクを獲得し、バランスの取れたSEO対策を行いましょう。