「検索クエリとキーワードって何が違うの?」
「Search Consoleに出てくるクエリをどう活用すればいい?」
「3種類のクエリタイプがあるって聞いたけど、よくわからない…」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
結論からお伝えすると、検索クエリはユーザーがGoogleの検索ボックスに実際に入力した文字列のことです。キーワードがマーケター視点の設定データなのに対し、検索クエリはユーザーの生の声を把握できる貴重なデータソースです。
この記事では、検索クエリの基本から3つの分類、確認方法、そして実践的な活用法まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 検索クエリとは何か、キーワードとの違い
- 検索クエリの3分類(DO・KNOW・GO)
- 検索クエリの確認方法(Google広告・Search Console)
- リスティング広告とSEOでの活用法
- 分析時の注意点
検索クエリとは?30秒でわかる基礎知識

検索クエリとは、ユーザーがGoogleの検索ボックスに実際に入力した文字列を指します。例えば「SEOライティング 講座 どこ」と入力した場合、この一連の文字列が検索クエリとなります。
リスティング広告やコンテンツSEOを運用する上で、検索クエリの分析は極めて重要です。なぜなら、実際にユーザーが何を求めて検索しているのか、その生の声を把握できるからです。
検索クエリとキーワードの違い
この2つは混同されやすいですが、用途が根本的に異なります。
検索クエリ
ユーザーが情報を得るために入力する文字列です。ユーザー側の実際の行動データであり、どのような言葉で検索しているかがわかります。
キーワード
マーケターが集客のために設定する文字列です。広告運用者やSEO担当者が「このワードで流入を狙おう」と意図的に設定するものです。
なお「検索語句」という言葉はGoogle広告やGoogleアナリティクス上で使われる表現で、検索クエリと同じ意味を持ちます。
検索クエリの3分類

Googleは検索クエリをユーザーの意図に基づいて3種類に分類しています。この分類を理解することで、より効果的なSEO施策を立案できます。
1. トランザクショナルクエリ(DOクエリ)
何かを「したい」「買いたい」という行動意図を含むクエリです。コンバージョンに直結しやすい性質を持ちます。
例:
- 「Chrome アプリ ダウンロード」→ アプリを入手したい
- 「iPhone SE ケース 通販」→ 商品を購入したい
- 「プログラミングスクール 資料請求」→ 情報を取り寄せたい
このタイプのクエリで上位表示できれば、直接的な売上や問い合わせにつながりやすいです。
2. インフォメーショナルクエリ(KNOWクエリ)
知識を深めたい、悩みを解決したいという情報収集の意図を持つクエリです。直接的なコンバージョンにはつながりにくいですが、認知拡大に有効です。
例:
- 「Chrome 使い方 PC」→ 操作方法を知りたい
- 「iPhone SE 大きさ」→ スペック情報を知りたい
- 「プログラミングスクール おすすめ」→ 比較情報を知りたい
検索ボリュームが大きいため、ブランド認知やリード獲得の入り口として活用できます。
3. ナビゲーショナルクエリ(GOクエリ)
特定のWebサイトへ直接アクセスしたい意図を持つクエリです。すでにブランドが認知されていることを示します。
例:
- 「YouTube」→ YouTubeに行きたい
- 「Gmail」→ Gmailに行きたい
- 「Amazon」→ Amazonに行きたい
このタイプのクエリが多いほど、ブランド認知度が高いことを示しています。
検索クエリの確認方法

リスティング広告の場合:Google広告
Google広告管理画面の「キーワード」→「検索語句」から、広告表示につながった検索クエリと各種指標を確認できます。
確認できる主な指標は以下の通りです。
- 設定したキーワードとの一致度(マッチタイプ)
- クリック数・表示回数・クリック率
- 平均クリック単価・費用
- コンバージョン数
自然検索の場合:Google Search Console
Search Consoleの「検索パフォーマンス」から、サイトへの流入に使われた検索クエリを確認できます。
確認できる主な指標は以下の通りです。
- 表示されたページURL
- クリック数・表示回数・クリック率
- 平均掲載順位
検索クエリの実践的活用法

リスティング広告での活用
キーワード追加
コンバージョンが発生している検索クエリや、トランザクショナルな性質を持つクエリを新たなキーワードとして追加します。これにより、成果につながりやすいユーザーへのリーチを強化できます。
除外キーワード設定
商材と無関係な検索クエリを除外キーワードに登録し、広告費の無駄を削減します。例えば新品家具を扱っているのに「家具 中古」というクエリで広告が表示されている場合、「中古」を除外します。
コンテンツSEOでの活用
タイトル・ディスクリプション改善
表示回数に対してクリック率が低いクエリがあれば、そのコンテンツの見出しや説明文がユーザーの期待に応えられていない可能性があります。クエリに含まれるユーザーニーズを反映した文言に改善しましょう。
コンテンツ品質向上
掲載順位が上位でないクエリについては、そのニーズに対して十分な情報を提供できていない可能性があります。クエリから読み取れる検索意図に沿った内容の追加や改訂を行いましょう。
検索クエリ分析の注意点

全てのクエリは表示されない
検索ボリュームが極端に少ないクエリや、ユーザーを特定できる可能性があるクエリは、プライバシー保護の観点から表示されません。完全なデータは得られないという前提で分析する必要があります。
ニーズが曖昧なケースがある
「iPhone SE」のような単語だけのクエリの場合、購入意図なのか情報収集なのか、判断が難しいことがあります。このような場合は実際にGoogleで検索し、上位表示されているページの傾向からユーザーの意図を推測するとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
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Q. 検索クエリとキーワード、どちらを重視すべき?
A. 両方を組み合わせることが重要です。キーワードは運用者視点の「狙い」、検索クエリはユーザー視点の「実態」です。両方のデータを照らし合わせることで、狙いとユーザーニーズのギャップを発見し、施策を改善できます。
Q. Search Consoleのクエリが少ないのはなぜ?
A. 検索ボリュームが少ないクエリやプライバシー保護の対象となるクエリは表示されません。また、サイト自体のインデックス数や流入数が少ない場合も、表示されるクエリ数は限られます。
Q. どのクエリタイプを優先すべき?
A. 目的によって異なります。直接的な売上を狙うならトランザクショナルクエリ、認知拡大やリード獲得ならインフォメーショナルクエリを優先しましょう。バランスよく対応することで、ファネル全体をカバーできます。
Q. クエリ分析はどれくらいの頻度で行うべき?
A. 広告運用なら週1回程度、SEOなら月1回程度の頻度で確認することをおすすめします。トレンドや季節性の影響を受けるキーワードがある場合は、より頻繁にチェックしましょう。
まとめ:検索クエリはユーザーの生の声

この記事では、検索クエリの基本と実践的な活用法について解説しました。
重要ポイント:
- 検索クエリはユーザーが実際に入力した文字列、キーワードはマーケターが設定する文字列
- 検索クエリは3種類(DO・KNOW・GO)に分類される
- Google広告とSearch Consoleで検索クエリを確認できる
- リスティング広告ではキーワード追加・除外に活用
- SEOではタイトル改善やコンテンツ品質向上に活用
3つのクエリタイプ:
- トランザクショナル(DO):行動意図、コンバージョンに直結
- インフォメーショナル(KNOW):情報収集意図、認知拡大に有効
- ナビゲーショナル(GO):サイトアクセス意図、ブランド認知の指標
次のステップ:
- Search Consoleで自サイトへの流入クエリを確認する
- クエリを3タイプに分類し、現状を把握する
- クリック率の低いクエリのタイトル・ディスクリプションを改善する
- コンバージョンにつながるクエリを特定し、コンテンツを強化する
検索クエリは「ユーザーが本当に求めていること」を知るための貴重なデータソースです。キーワードという運用者視点のデータと、検索クエリというユーザー視点のデータを組み合わせることで、より的確な集客施策を展開できます。3種類のクエリタイプを理解した上で分析すれば、コンバージョン獲得に近いユーザーへのアプローチや、認知拡大に効果的なコンテンツ制作に活かすことができます。

