「サブディレクトリって何?」
「サブドメインとの違いは?」
「新しいメディアを立ち上げるならどちらがいい?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
結論からお伝えすると、サブディレクトリとはドメインの下層に設置されたディレクトリ(フォルダ)のことです。新しいメディアを立ち上げる場合は、ルートドメインのSEO評価を引き継げるサブディレクトリが基本的におすすめです。サブディレクトリで作成したコンテンツは、ルートドメインと同じサイトとして認識されやすいためです。
この記事では、サブディレクトリの定義からサブドメインとの違い、SEO効果、作成時の注意点まで、わかりやすく解説します。
この記事でわかること
- サブディレクトリとは何か
- サブドメインとの違い
- 新メディア立ち上げにサブディレクトリがおすすめな理由
- 作成時に気を付ける3つのポイント
- WordPressでの作り方
サブディレクトリとは?
サブディレクトリとは、ドメインの下層に設置されたディレクトリ(フォルダ)のことです。
ドメインにあたる部分が「ルートディレクトリ」で、その下にある構造を「サブディレクトリ」といいます。
例:https://example.com/blog/
この場合、「example.com」がルートドメイン、「blog」がサブディレクトリです。
サブディレクトリの活用例
活用例1:企業サイト内の構造として
同じコーポレートサイトの中に「会社概要」「サービス紹介」など複数のサブディレクトリを設置して、それぞれに詳細ページを配置します。
活用例2:独立した別サイトとして運営
同じドメインの下に配置したサブディレクトリを、独立した別サイトのように見せて運営する方法です。例えば、企業ドメインの下にサブディレクトリを設けてオウンドメディアを展開します。
サブディレクトリで作成したメディアごとにデザインや色味を変えることも可能です。さらにコーポレートサイトのSEO効果を受け継ぐことができるため、多くの企業がこの方法でオウンドメディアを運営しています。
サブディレクトリとサブドメインの違い
URLの構造の違い
- サブディレクトリ:http://example.com/〇〇(ドメインの後)
- サブドメイン:http://〇〇.example.com(ドメインの前)
サブドメインとは
サブドメインとは、1つのドメインを用途に応じて複数に分割するときに使うものです。
例えばヤフー(yahoo.co.jp)では以下のようにサービスごとにサブドメインを使い分けています。
- news.yahoo.co.jp(Yahoo!ニュース)
- shopping.yahoo.co.jp(Yahoo!ショッピング)
- auctions.yahoo.co.jp(Yahoo!オークション)
ルートドメインとの関係の違い
サブディレクトリで作成したコンテンツは、ルートドメインと同じサイトとして認識されやすいです。一方、サブドメインで作成したコンテンツは、ルートドメインとは別のサイトとして認識されやすい傾向があります。
ただし、これはあくまで傾向であり、実際にどのように判断されるかはGoogleの判断によります。
おすすめの利用シーン
- サブディレクトリ:ルートドメインとテーマの方向性が似ていて関連性があるコンテンツを作成する場合
- サブドメイン:ルートドメインの内容と関連性が薄いコンテンツを作成する場合
新メディア立ち上げは基本的にサブディレクトリ一択
新しいメディアを立ち上げる場合には、企業サイトのサブディレクトリで立ち上げるのが良いケースが多いです。
ただし例外として、立ち上げるメディアの内容が企業が展開しているビジネスとかけ離れている場合は、サブドメインを検討すべきです。
理由1:ルートドメインのSEO評価を最も引き継げる可能性があるから
サブディレクトリで作成したコンテンツは、ルートドメインと同じサイトと見なされやすいため、既に得ているルートドメインのSEO評価を引き継ぐ可能性が高いです。
- サブドメインの場合:別サイトと見なされてしまうとパワーは失われる可能性がある
- 新規ドメインの場合:サイトの評価がゼロからのスタートとなり、上位表示まで時間がかかる
理由2:コーポレートサイトのサブディレクトリは特に評価されやすい
コーポレートサイト自体がGoogleから評価されやすい傾向にあります。理由は、企業として活動している以上、良質なリンクが張られやすいからです。
評価されやすいコーポレートサイトの直下でメディアを始めれば、評価されやすい状況をそのまま引き継ぐことができます。
実際に、サブドメインや別ドメインからサブディレクトリに移設しただけで、検索順位が上がりPV数が伸びたケースは多くあります。PV数が約20倍となったケースもあります。
第三者にサブディレクトリを貸す「ドメイン貸し」はやめるべき
第三者にサブディレクトリを貸し出す「ドメイン貸し」は問題になっているブラックハット的なSEO手法です。「寄生サイト」とも呼ばれます。
例えば、クリニックのサイトの直下のサブディレクトリでマッチングアプリのアフィリエイトサイトを運営するようなケースです。
2024年5月から、Googleは「サイトの評判の不正使用」として明確にスパム扱いにしたため、現在は通用しません。
Googleが問題視しているのは「ファーストパーティの監督や関与がほとんどまたはまったくない状態で、サードパーティのページを公開すること」です。企業が自分のサービスについてサブディレクトリを作ってメディアを展開する分には全く問題ありません。
サブディレクトリ作成時に気を付ける3つのポイント
ポイント1:サブディレクトリ内のコンテンツが本体サイトのテーマから逸脱しないようにする
サブディレクトリを使って作成するページ・メディアは大元のWebサイト配下に存在します。テーマを統一することで、ユーザーの効率的な情報収集に貢献し、「何を専門としているのか」をユーザーや検索エンジンに示しやすくなります。
ポイント2:ディレクトリ構造はできるだけシンプルにする
構造がシンプルであれば、ユーザーが必要な情報に辿り着きやすくなります。
メディアのカテゴリ直下に各記事が配置されたシンプルな構造が理想です。サブディレクトリの内側にサブディレクトリやファイルが乱立している構造は避けましょう。
ユーザーが現在地を見失うような構造は、SEO的にもマイナスとなります。
ポイント3:本体サイトとSEO評価を共有していることを意識する
サブディレクトリで作成したコンテンツは本体サイトのSEO評価を引き継ぎます。その一方で、サブディレクトリのコンテンツに対するSEO評価も本体サイトに影響を及ぼします。
サブディレクトリで作成したページやメディアがSEOにおいて低評価を受けると、その影響が本体サイトにも及びます。新たに作成するページやメディアの質に徹底的にこだわることが重要です。
サブディレクトリの作り方(WordPressの場合)
既にコーポレートサイトなどメインサイトがWordPressで構築されている場合の手順を紹介します(Xサーバーの例)。
- サーバーパネルにログイン
- 「WordPress簡単インストール」をクリック
- サブディレクトリを作成したいWebサイトのドメインを選択
- 「WordPressインストール」タブで必要事項を入力
- 確認画面で「インストールする」をクリック
入力項目は以下の通りです。
- インストールURL:メディアを作成するサブディレクトリ名(メディアトップのURLに反映される)
- ブログ名:メディア(ブログ)のタイトル
- ユーザ名:WordPressログイン用
- パスワード:WordPressログイン用
- メールアドレス:WordPress案内用
- キャッシュ自動削除:ONにする
- データベース:自動でデータベースを生成する
これでサブディレクトリ内にWordPressがインストールされます。
よくある質問(FAQ)
Q. サブディレクトリとサブドメイン、どちらがSEOに有利?
A. 一般的にサブディレクトリの方がルートドメインのSEO評価を引き継ぎやすいとされています。ただし、テーマの関連性が重要です。関連性のあるコンテンツならサブディレクトリ、関連性が薄いならサブドメインを検討しましょう。
Q. 既存のサブドメインをサブディレクトリに移設すべき?
A. テーマの関連性が高く、SEO評価を統合したい場合は検討の価値があります。実際にサブディレクトリへの移設でPV数が大幅に伸びた事例もあります。ただし、移設作業には適切なリダイレクト設定が必要です。
Q. サブディレクトリの名前は何でもいい?
A. コンテンツの内容がわかる短くシンプルな名前がおすすめです。ユーザーにとってわかりやすく、URLを見ただけで何のページかイメージできる名前を付けましょう。
Q. サブディレクトリでメディアを運営する際の注意点は?
A. 本体サイトとSEO評価を共有していることを意識してください。低品質なコンテンツを量産すると、本体サイトにも悪影響を及ぼす可能性があります。質にこだわったコンテンツ作成を心がけましょう。
まとめ:新メディアはサブディレクトリで立ち上げよう
この記事では、サブディレクトリの定義からSEO効果、作成方法まで解説しました。
重要ポイント:
- サブディレクトリはドメインの下層に設置されたフォルダのこと
- サブディレクトリはルートドメインと同じサイトとして認識されやすい
- サブドメインはルートドメインとは別サイトとして認識されやすい
- 新メディア立ち上げはサブディレクトリが基本的におすすめ
- 第三者へのドメイン貸しはGoogleにスパム扱いされる
作成時の3つのポイント:
- 本体サイトのテーマから逸脱しない
- ディレクトリ構造はシンプルに
- 本体サイトとSEO評価を共有していることを意識する
次のステップ:
- 新メディアのテーマが本体サイトと関連性があるか確認する
- 関連性があればサブディレクトリで立ち上げる
- シンプルなディレクトリ構造を設計する
- 質の高いコンテンツ作成に注力する
サブディレクトリを活用すれば、ルートドメインのSEO評価を引き継ぎながら新しいメディアを展開できます。ただし、SEO評価は共有されるため、コンテンツの質には十分こだわりましょう。

