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n8n使い方完全ガイド|初心者向けワークフロー作成チュートリアル【2025年版】

Hirokuma
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n8n使い方完全ガイド|初心者向けワークフロー作成チュートリアル【2025年版】

n8nは、ノーコードで業務を自動化できるワークフローツールです。この記事では、n8nの基本的な使い方から実践的なワークフロー作成まで、初心者にもわかりやすく解説します。

n8nの基本概念

n8nを使いこなすには、まず2つの基本概念を理解しましょう。

ワークフローとは

ワークフローは、自動化したい業務の一連の流れを定義したものです。「トリガー(きっかけ)」から始まり、複数の「アクション(処理)」を順番に実行します。

例えば「メールを受信したら → 内容を要約して → Slackに通知する」という一連の流れが1つのワークフローです。

ノードとは

ノードは、ワークフローを構成する「部品」です。n8nには500種類以上のノードがあり、これらを組み合わせて自動化を実現します。

ノードは大きく2種類に分かれます。

種類 役割
トリガーノード ワークフローを開始するきっかけ Webhook、スケジュール、メール受信
アクションノード 実際の処理を実行 データ変換、API呼び出し、通知送信

n8nの画面構成

n8nにログインすると表示される主な画面を説明します。

ダッシュボード

作成したワークフローの一覧が表示されます。ここから新規ワークフローを作成したり、既存のワークフローを編集・実行できます。

ワークフローエディター(キャンバス)

ワークフローを作成・編集するメイン画面です。ノードをドラッグ&ドロップで配置し、線でつないでワークフローを構築します。

主な操作方法は以下の通りです。

  • ノードの追加:「+」ボタンをクリック、またはTabキー
  • ノードの接続:ノードの端をドラッグして別のノードに接続
  • ノードの設定:ノードをダブルクリック
  • テスト実行:「Test workflow」ボタン
  • 保存:Ctrl+S(Mac: Cmd+S)

ノードパネル

利用可能なノードを検索・選択する画面です。カテゴリ別に整理されており、検索窓で目的のノードを素早く見つけられます。

最初のワークフローを作成しよう

実際にワークフローを作成してみましょう。ここでは「毎日決まった時間にSlackにメッセージを送信する」シンプルなワークフローを作成します。

ステップ1:新規ワークフローを作成

  1. ダッシュボードで「Create Workflow」または「+」ボタンをクリック
  2. ワークフロー名を入力(例:「毎朝のリマインダー」)

ステップ2:トリガーノードを追加

  1. キャンバスの「+」ボタンをクリック
  2. 検索窓に「schedule」と入力
  3. 「Schedule Trigger」をクリックして追加
  4. 設定画面で以下を設定
    • Trigger Interval:Days
    • Days Between Triggers:1
    • Trigger at Hour:9(午前9時)
    • Trigger at Minute:0

ステップ3:Slackノードを追加

  1. Schedule Triggerノードの右端の「+」をクリック
  2. 検索窓に「slack」と入力
  3. 「Slack」をクリックして追加
  4. 認証情報を設定
    • 「Create New Credential」をクリック
    • SlackのOAuth認証画面で許可
  5. 送信設定
    • Resource:Message
    • Operation:Send
    • Channel:送信先のチャンネルを選択
    • Text:「おはようございます!今日も頑張りましょう!」

ステップ4:テストと有効化

  1. 「Test workflow」ボタンでテスト実行
  2. Slackにメッセージが送信されることを確認
  3. 右上の「Save」ボタンで保存
  4. 「Active」トグルをオンにして有効化

これで、毎朝9時にSlackにメッセージが自動送信されるワークフローが完成です。

よく使うノードと使い方

n8nで頻繁に使用するノードを紹介します。

トリガー系ノード

Schedule Trigger(スケジュールトリガー)

指定した時間や間隔でワークフローを実行します。

  • 毎日決まった時刻に実行
  • ◯分ごとに実行
  • 特定の曜日だけ実行

Webhook

外部からのHTTPリクエストでワークフローを起動します。

  • フォーム送信時に処理を実行
  • 他のシステムからの通知を受け取る
  • APIエンドポイントとして機能

メール系トリガー(Gmail、IMAP)

メールの受信をきっかけにワークフローを実行します。

  • 特定のラベルのメールを処理
  • 添付ファイルの自動処理

データ処理系ノード

Edit Fields(Set)

データのフィールドを追加・編集・削除します。次のノードに渡すデータを整形する際に使用します。

IF

条件分岐を実現します。条件に応じて異なる処理を実行できます。

例:メールの件名に「緊急」が含まれていたらSlackに通知、それ以外はスプレッドシートに記録

Split In Batches

大量のデータを小さなバッチに分割して処理します。API制限を回避する際に有用です。

Merge

複数の入力データを1つに統合します。並行処理の結果をまとめる際に使用します。

外部サービス連携ノード

HTTP Request

任意のAPIにリクエストを送信します。n8nに専用ノードがないサービスとも連携可能です。

Google Sheets

Googleスプレッドシートの読み書きを行います。データの保存先として頻繁に使用されます。

Slack / Discord / LINE

各種メッセージングサービスへの通知を送信します。

OpenAI / Claude

AI/LLMを使った処理を実行します。テキスト生成、要約、分類などに活用できます。

実践的なワークフロー例

より実用的なワークフロー例を紹介します。

例1:フォーム回答をスプレッドシートに自動記録

構成

  1. Webhook(フォームからのデータ受信)
  2. Edit Fields(データの整形)
  3. Google Sheets(スプレッドシートに追記)
  4. Slack(受付完了を通知)

ポイント

  • Webhookノードの「Respond」設定を「Using ‘Respond to Webhook’ Node」に変更
  • フォーム送信者への完了メッセージはRespond to Webhookノードで返す

例2:メールの内容をAIで要約してSlack通知

構成

  1. Gmail Trigger(新着メール受信)
  2. IF(特定の送信者のみ処理)
  3. OpenAI(メール内容を要約)
  4. Slack(要約をチャンネルに投稿)

ポイント

  • OpenAIノードのプロンプトに「以下のメールを3行で要約してください」のように指示
  • GmailのCredentialはOAuth2で認証

例3:RSS更新をチェックしてデータベースに保存

構成

  1. Schedule Trigger(1時間ごとに実行)
  2. RSS Read(RSSフィードを取得)
  3. IF(新着記事のみフィルタ)
  4. Google Sheets(記事情報を保存)
  5. Slack(新着記事を通知)

Expressionの使い方

Expressionは、ノード間でデータを受け渡す際に使用する記法です。前のノードの出力データを参照したり、データを加工したりできます。

基本的な書き方

Expressionは二重波括弧 {{ }} で囲んで記述します。


// 前のノードの出力データを参照
{{ $json.email }}

// 前のノードの特定フィールドを参照
{{ $json.user.name }}

// 条件式
{{ $json.status === ‘active’ ? ‘有効’ : ‘無効’ }}

よく使うExpression

Expression 説明
{{ $json.fieldName }} 現在のアイテムのフィールドを参照
{{ $(‘NodeName’).item.json.field }} 特定のノードの出力を参照
{{ $now.toISO() }} 現在の日時(ISO形式)
{{ $today.toISO() }} 今日の日付(ISO形式)
{{ $json.text.toLowerCase() }} 文字列を小文字に変換
{{ $json.items.length }} 配列の要素数

日付のフォーマット


// 日本語形式の日付
{{ $now.format(‘YYYY年MM月DD日’) }}

// 時刻を含む
{{ $now.format(‘YYYY-MM-DD HH:mm:ss’) }}

認証情報(Credentials)の管理

外部サービスと連携するには、認証情報(Credentials)の設定が必要です。

認証情報の作成手順

  1. ノードの設定画面で「Credential」欄をクリック
  2. 「Create New Credential」を選択
  3. 認証方式に応じて必要な情報を入力
    • OAuth2:Googleなどのサービスにログインして許可
    • API Key:サービス側で発行したAPIキーを入力
    • Basic Auth:ユーザー名とパスワードを入力
  4. 「Save」で保存

認証情報の再利用

一度作成した認証情報は、同じサービスを使う別のワークフローでも再利用できます。Credentialのドロップダウンから既存の認証情報を選択するだけです。

エラー処理とデバッグ

テスト実行でデバッグ

ワークフロー作成中は「Test workflow」ボタンでテスト実行できます。各ノードの実行結果(入力データ、出力データ)を確認できるため、問題の特定が容易です。

実行履歴の確認

有効化したワークフローの実行履歴は、ワークフロー画面の「Executions」タブで確認できます。成功・失敗の状況や、各ノードの処理データを確認できます。

エラー通知の設定

ワークフローがエラーで停止した場合に通知を受け取る設定ができます。

  1. ワークフロー設定(歯車アイコン)を開く
  2. 「Error Workflow」で通知用のワークフローを指定

通知用ワークフローでは、エラー情報をSlackやメールで送信するように設定します。

ワークフロー作成のコツ

1. 小さく始める

最初から複雑なワークフローを作ろうとせず、まずは2〜3ノードのシンプルな構成から始めましょう。動作を確認しながら徐々にノードを追加していくと、トラブルシューティングが容易です。

2. 各ノードの役割を理解する

n8nは500種類以上のノードがありますが、一度にすべてを覚える必要はありません。よく使うノードから1つずつ、「何ができるか」「どんな設定があるか」を把握していきましょう。

3. テンプレートを活用する

n8nには600以上のワークフローテンプレートが用意されています。目的に近いテンプレートをインポートして、自分の用途に合わせてカスタマイズするのが効率的です。

4. 自分の業務を自動化する

普段自分がやっている業務を自動化するのがおすすめです。業務内容を深く理解しているので、何を自動化すべきか、どこに注意が必要かの判断ができます。

5. メモを活用する

n8nではノードやワークフローにメモを残せます。なぜその設定にしたのか、何を処理しているのかを記録しておくと、後から見返したときに理解しやすくなります。

よくある質問

Q. ワークフローが動かないときは?

A. 以下を確認してください。

  • ワークフローが「Active」になっているか
  • 認証情報(Credentials)が正しく設定されているか
  • テスト実行でエラーが出ていないか
  • トリガー条件が正しいか(スケジュールの時刻など)

Q. 無料で使えますか?

A. はい。n8n Cloudは14日間の無料トライアルがあります。また、セルフホスト版(Docker等でインストール)は実行回数無制限で無料で使用できます。

Q. 日本語は使えますか?

A. UIは英語ですが、ワークフロー内のテキスト(メッセージ、通知文など)には日本語を使用できます。データ処理も日本語に対応しています。

Q. どんなサービスと連携できますか?

A. n8nは500以上のサービスと連携可能です。主要なものとして、Google系サービス(Gmail、Sheets、Drive)、Slack、Notion、Discord、LINE、OpenAI、各種データベースなどがあります。また、HTTP Requestノードを使えば、APIを持つあらゆるサービスと連携できます。

まとめ

n8nの基本的な使い方を解説しました。

ポイント 内容
基本概念 ワークフロー=自動化の流れ、ノード=部品
ノードの種類 トリガー(開始)とアクション(処理)
データ参照 Expressionで前のノードのデータを取得
外部連携 Credentialsで認証情報を管理
デバッグ テスト実行と実行履歴で確認

まずはシンプルなワークフローから始めて、徐々に複雑な自動化に挑戦していきましょう。テンプレートを活用すれば、実用的なワークフローをすぐに構築できます。

n8nの導入方法については、Dockerでのセットアップはを参考にしてください。AIとの連携方法はで詳しく解説しています。